病院の待ち時間はどうしたら解消されるのか!?





 

新説!所JAPAN #11 「病院の待ち時間」と「たまご」に関する謎 2019/01/14放送分

見逃し配信は1/21、21時00分までですので、興味のあり方は早めの視聴をおすすめします(^^)

過酷な医師の労働環境なども取り上げられています。どうしたら病院の待ち時間は減らせるのか?

番組内で原因ととり取り上げていた内容を簡単にまとめてみました。

原因①コンビニ感覚の受診

症状が軽いのに大きな病院へ受診する傾向があり、さらには主治医の専門科ではなくても診察しないといけない状況があることが原因と考えられている。

これには
医師法第十九条:応召義務
『診察に従事する医師は、診察治療の求が合った場合には、正当な自由がなければこれを拒んではならない』とする法律が定められている。

この法律だけではないですが、日本の医師の高いモラルが多くの人の救いになる反面、医師の労働を苦しめている原因にもなっていると考えられます。

医療は仁術と昔から言われます。昔ながらの日本人の医療に対する精神が今の時代に合っていないのかもしれないですね。でも、その気質を残したまま、医師の負担を減らしていきたいですね。それが、日本の医療をより高めるためには必要だと思っています。

 

②病院側の問題『経営難の薄利多売』

経費も人件費が6割と高騰
薬剤費も高いため、多くの患者さんを診察しないと維持できない仕組みになってしまっている。

盲腸の手術をした場合、国から支給される額は
イギリスでは152万円
フランス113万円
日本40万円
報酬を上げれば、国の負担も多くなり、税金も上がるという話になる。

健康を維持し、それぞれが病院にかからないようにする施策によって医療費を抑制しようとする動きがあるのは納得な展開ですね。

③医師の人材不足

圧倒的に少なく、地域偏在や、診療科偏在が目立っている。
特に訴訟のリスクが多い、小児や産科は以前より減少傾向にあったが、最近では内科も減少傾向にある。医師も働き方がまだまだ認められていない。そればかりか、医師が不足しているから一般的な残業ラインの基準を上げて国が認めようとしているほどです。

こんなことをしていたら、ますます医師をしたいと思う人は減っていくのは間違いないと思います。医師の役割を看護師に一部任せることによって医師の人手不足を解消するという動きもありますが、看護師をミニドクター化するのかと批判もあります。私は、医療システムを整えるために、今の人的資源を分散し、役割拡大と連携を整えることは是だと思っています、

病院の待ち時間解決のヒント

医師の偏りはフランスに学べ?!

フランスでは、医学部の学費ははほぼ無料になっている。そして、医師の診療科の選択は、成績の良い学生が行うことができ、成績が悪い学生は、国の采配によって診療科を振り分けられるという制度を設けている。国が学費を負担しているので、国の求める医療体制にある程度従わなければいけないというのは入学前から前提条件なので納得できることだと思いますね。

かかりつけ医制度

かかりつけ医を決め、診療受けてから大きな病院へ受診する流れを作ることによって診療の効率化が図れるというものです。ただし、日本には総合診療医が少ないことと、大病院が安心という考え方のため、大きな病院に受診する傾向が強い。

アメリカは緊急救命室で風邪かなと受診すると、レントゲンなどを含め26万もかかったエピソードもあり、安易に大きな病院へ受診しない経済的な制約条件が存在していることがわかっている。

地域のかかりつけ医を作ることにより受診と重症患者のスクリーニング機能が高まり、より多くの人が健康を維持することに役立つと考えますね。

女性医師のための環境作り

よくある担当医制をもっていることが、一つ体制の問題であると考えられている。担当制ではなく、一人の患者さんを時間を区切って診療にあたるチーム医療制がよいとされている。チーム医療性だと女性も医師を続けながら育児をしながらできる。人材も確保できるし、働き方も変えていくことができる。

 

カンテレドーガで視聴できますが、2019/1/14までは無料視聴できますので、興味ある人は早目に視聴するといいですよ!

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