輸液ポンプ使用時、点滴のクレンメは輸液ポンプより上流側に配置してはいけない
輸液ポンプ内に輸液ルートが正しく装着されていないとき、輸液ポンプのドアを開け、チューブガイドや、輸液が落ちるのを防いでいるチューブクランプ部から、点滴ルートを外して対処することがあります。
点滴ルートを正しく装着し直したら、チューブクランプ部に点滴ルートを入れてドアを閉じ、クレンメを開ける、という手順で再開しますが、もしここでクレンメを閉じることを忘れた場合、輸液ポンプより下流にクレンメが位置していれば輸液ポンプは閉塞アラームがなり、作動しません。
しかし、上流に配置してしまっていると、閉塞アラームは作動せず、滴下されない状態が続いてしまうことになります。
輸液ポンプを使用するときは、点滴のルートのクレンメの位置は輸液ポンプより下流にしたことを確認してから輸液ルートを装着するようにします。