りんご病(伝染性紅斑(でんせんせいこうはん)とは?
どんな病気?
ほおが真っ赤になる感染症で、おもに、3~12歳の子どもに多くみられます。
症状は?
両頬に蝶の形をした、リンゴのような真っ赤な発疹が現れ、腕や大腿部には赤い発疹がレース状の網目模様や波模様に広がります。発疹は3~4日目が最も鮮やかで、患部にほてりやかゆみを感じることもあります。日に当たったり、泣いたりして、体温が上昇すると、発疹は、より鮮明になります。
熱はでない場合が多く発熱しても37.5℃くらい。まれに咳、頭痛、のどの痛み、関節痛を訴えることがありますが、多くは発疹以外に症状がないといってもいいです。
りんご病に妊婦さんがかかるとどうなる?
妊婦が感染すると、流産の原因にあることがあります。
りんご病の原因は?
ヒトパルボウイルスB19が感染して起こります。
潜伏期間は7~16日で、感染しうる期間も潜伏期の範囲内なので、発症したときは、すでに感染力はありません。
治療方法について
特別な治療法はありません。赤い発疹以外にあまり症状がありませんが、かゆみがあるならかゆみ止めを処方するなど、対症療法を行います。
家庭でするとよいこと
発疹以外は、症状もなく、元気なので、普通に生活すればいいです。発熱など、ほかの異常が無ければ、皮膚症状だけで幼稚園や学校を休む必要はありません。
登園や登校はいいの?
りんご病は、発疹がでてきたときにはすでに感染力がないので、本人が熱もなく、状態がよければ登園・登校は問題ありません。発疹があるからといって断られたという話も以前はありましたが、今ではほとんど理解されているようですね。