人間関係でどうしても嫌いな人とどう付き合うか





看護師をしているかなりの人の悩みに「人間関係」がよく耳にします。

あの人がいや、近くにいくのもつらい。

看護師は申し送りをする必要があるので、嫌でもその人の近くに行き話しを聞かないといけません。

この状態では、話もそぞろ、申し送りも手早く終わりたいという気持ちが先にでてしまい、十分な申し送りができず最悪インシデントやアクシデント(医療事故)につながりかねない状況にあると思います。

もちろん本人にとってもかなりつらい状況だと思いますが医療現場としてもかなり危険な状態だと感じてます。

そこで、人間関係の悩みをどうしたら解決していけるのか、転職もひとつの解決策ですが、それだけではまた同じような人がいた場合同じようなことが起こり、渡り鳥のように職場を転々としてしまうことになってしまうかもしれません。

それを防ぐためには自分自身がどういう状態か自分を知ることが本当に大切になります。

ここまで読み進めていただいて、結局これかといういつもの話という感じですが、これが本当に大切

なんです。

自分以外の人を変えることはできないし、職場を変えて人間関係を変えても、自分の見方で周囲の人の見え方が変わるので、どこにいっても結局の同じ問題にぶつかりつらい体験をしてしまうんです。

私の経験では、すごく嫌いな上司がいました。

それこそ、声を聞くだけでもいやな気持ちになるぐらい

(相当ですね)

そこで働いていくことがいやになり退職を考えました

その人との馬が合わないことがこれほどまで仕事に影響するのかと思うぐらい自分が落ち込んでいるのに気づきこれはまずいなと感じました。

そこで、自分を見つめることを初めてみました。

何がきっかけだったのんだろうと考えて出た答えは

●「しょせん理想は理想よ」という口癖
●自分はしないのに人には求めるところ
●人のできないところは責めるのに
自分ができないところはとことん周囲に依頼する

書き出したらいっぱいありますが、本当に私はこんな思いをしたので、とことんその人が

嫌いになり、何をするにもいやになりました。しまいには笑い声を聞くだけでもイラッと

するようになりました。こんな体験をしたもので、自分が本当にいやな人間になってしまったと嘆きました。

でも、今でそんな人に出会ってこなかっただけで、そんな自分は内側にずっと隠れていた

んだと理解できたとき、なんだかそんな自分を改めて受け入れてあげられたんです。

そして、我慢せずにいえるようになりました。

転職するぐらいの気持ちがあるなら、どんどんといってしまってもいいと思います。

それが成長になるんです。

起業家のBaconさんは次のようにこのことについて話しています。

”己を知り自分をより高めるには、憧れの人ではなく嫌いな人から学べ”と。

つまり、「自分が一番嫌いなタイプの人というのは、自分の価値観や欠点、願望などを浮かび上がらせるものだ」といっています。

こういった考え方を実行して、自分を見つめなおすきっかけにしてみませんか?

これを実行するための方法を一つ一つ進めていきましょう。

◎1歩目「嫌いなタイプをしっかりイメージする」

最初のステップでは、まず、自分がいつもいやな気持ちにさせる人がどんな人なのかを特定します。
その方法としては、次のような視点で考えてみてください。
①話しただけで気分の悪い人
②怒りがわいてくるようなコメント
③楽しくないなと感じる人とのコミュニケーション

思い出すのがつらいこともあると思いますが、いやな感情を思い出してください。
そのときの状況や言葉、人を思い出してください。

紙とペンでこれらのことを書き出せるだけ書き出してください。

かけましたか?

それでは、次のステップです。

◎2歩目「嫌いな理由をさらに深く考える」

なぜその人がそんなに嫌いなのかをより分析していきます。
なぜその人のそういう行動がきらいなのでしょうか?

なぜ、楽しくないとおもうのか?

これらのことをしっかりと一つ一つ丁寧に答えていきましょう。

◎3歩目「嫌いな人は課題を教えてくれていることに気づく」

今まで頭の中で考えた人は自分にとって「こんな人にはなりたくないな」と思うような人物像ではなかったでしょうか?

人を見下すとき、自分に対する最大の恐怖を、その人に対する否定的な言葉で言い換えています。

もし、あなたが嫌いな人を”傲慢でおしゃべりな人”をイメージしているなら自分自身のことを”謙虚で思慮深い人間だ”とするセルフイメージを持っているということです。

このことからこんな人間にはなりたくないという思いから、嫌いな人と認識が変化します。

ここからが大切なところです。

もし、傲慢な人が嫌いであるなら

自分が傲慢であることが人生の中であっただろうか?

もし、自慢話をするひとが嫌いであるなら

いつから自分を自慢することができなくなったのだろうと考えてみてください。

他人を見ることで自分自身の大切にしているものがわかるようになります。

嫌いな人と思った人が一番自分にとってなりたくない像だとすれば、将来なりたい自分の像も自ずと見えてきます。そんなふうに人と関係をもち、自分自身を高めていければどうでしょうか?

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