ダブルバッグの構造の輸液バッグ正しく使えていますか?





ダブルバッグとは、二層性のバッグの間にある壁を開通することで薬剤の混合ができる仕組みの輸液バッグのことです。

ダブルバッグの隔壁の開通がなされずに患者さんに点滴した場合、下室の薬剤(高カロリーの糖輸液)のみが患者さんに注入され、上室の薬剤(アミノ酸)はまったく注入されないことになります。

エラーを予防するためには、患者さんへの点滴実施前に、輸液バッグを点滴台にぶら下げた時点で空気層があること、バッグを側面から見て円錐状にふくらんでいることなどを確認する。また、点滴準備の段階では、輸液バッグの隔壁開通を行った後「済み」のシールなどを輸液バッグに貼るようにします。

実際に、合ったことですが、こんなところにこんなのついていたんじゃ点滴台にかけられないじゃないのって言いながら強引に開通確認シールを外している看護師がいました。

この開通確認シールは下室を押して隔壁が開通するとその圧力で自然に外れる仕組みになっているので、チカラではずしちゃだめですよ!

 

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