プロジェクターの選び方ってどうりゃいいのぉ~





最近、いろいろな場面でプロジェクターを使っている人を見かけるようになりました。ビジネスでの使用はもちろんのこと、自宅のホームシアターとして、壁のインテリアとして、キャンプで屋外のナイトシアターとして、本当にさまざまなシーンで活用されるようになってきました。

 私も看護学生向けに講義をしているのでプロジェクターなどの扱いはだいぶ慣れてはいるんですが、実際に購入したことは一度もありません。

 そこで、プロジェクター初心者が一体どうやってプロジェクターを選んだらいいのか、選択するポイントをしっかり調べましたので、参考にしてもらえたらうれしいです。

プロジェクターの選び方

(1)使用用途を考える

 まず、大切なのが、プロジェクターを何に使うかってことです。それがわかっていないと、無駄に高機能なものを買ってしまったり、逆に欲しい機能に達しないものを購入し無駄な買い物をしてしまったなんてことになりかねません。ビジネス用なのか、ホームシアター用なのかこれは結構違いますね。

 使用用途をイメージしながらそれぞれのポイントを見ていきます。

主なポイントは

 ①解像度

 ②明るさ(ルーメン)

 ③投影距離(画面サイズ)

 ④携帯性(内臓スピーカー)

プロジェクターの解像度

解像度って言われるとそれは高画質な方がいいんじゃないって思いますよね。

でも、高画質になればなるほど価格もぐんぐん上がっていきます。

では、求める画質はどのぐらい?

今多くのテレビやモニターで流通しているのがフルハイビジョン(FHD)なので、FHDを選択すればまず間違いはないですね。

では、どこをみればいいんでしょうか?

『1920×1080対応可』と表記するものをみてみます。

この『対応可』と表記された意味は
「1920×1080」の動画を映すことができますという意味です。

もっと言えば、1920×1080の動画を変換して映せますという意味なんです。

よーーーーくみると、リアル解像度とかネイティブ解像度とか書いてあって、1280×800と表記されているのが見つかるかと思います。
 これ何が言いたいかというと、1280×800解像度です。でも1920×1080の解像度を1280×800に変換してプロジェクターで投影することができます。っていうことなんです。

 つまり、高解像度のものを1280×800にダウングレードして映しているってことなんです。それってあんまりきれいじゃないってことなんですよ。1920×1080というFHDの画質を劣化させて映しているんだから当然ですよね。

 では1280×800はだめなのか?

 そういうわけでもありません。
 画質が落ちても1280×800でもきれいに見える画面のサイズがあります。
 プロジェクターって投影距離を延ばせば、画面も広く大きくなります。でも、解像度が上がるわけではないので、大きく引き伸ばした分解像度の粗さがそのまま画面にあらわれちゃうのが難点です。だから、映画とかで大きめのスクリーンで見たいという人は、リアル解像度をFHDのものにするのがお勧めです。

例えば、下の商品は、リアル解像度がFHD(1920×1080)なので高画質は間違いありません。しかも、2万円以下で買えてしまうからびっくりです。
 高画質なのに、安価といえますね!映画を見るのも、スライドを見せるのもどちらも簡単にかなえられそうです(*’▽’)

ルーメン(lm)はどう選ぶ?

プロジェクターの機能表にある、ルーメン(lm)は「投影する光の明るさの量」表す単位です。数値が大きいほど明るくなります。
 これが大きいほど、明るい部屋でもしっかり画面が表示されるということになります。

 使用する環境によってルーメンを選ぶ必要があります。

ルーメンと画面サイズ

投影する画面のサイズを大きくするほど、光は分散されて暗く映ります 。
スクリーンのサイズが2倍になると、投写面積は4倍になり、明るさも4分の1になるからです。

 つまり、投影する画面のサイズを大きくするほど、光は分散されて暗く映りますので、大きなサイズで見ようと思うのであれば、それだけルーメンは大きな数値のものがいいんです。

 例えば、2000ルーメンのプロジェクターで100インチに投写した時と同じ画面の明るさにするためには、120インチなら3600ルーメン(2000ルーメンの約1.44倍)、80インチなら1280ルーメン(約0.64倍)のプロジェクターにする必要がありますね。

ルーメンと周囲の明るさとの選び方

会議室のように、手元の資料も見られるほど部屋が明るい場合は強い光が必要になるので、自然とルーメンの値は大きいものを選択しないといけなくなります。

 周囲の明るさによって画面の見え方は変わってしまいます。暗い場所で視聴するのであればそこまでこだわることもないかもしれません。

投影する画面のサイズと周囲の明るさについては以下の表を参考にしてみてください。

明るい環境暗い環境
802,500ルーメン1,500ルーメン
1003,500ルーメン2,000ルーメン
1204,500ルーメン2,500ルーメン
1505,500ルーメン3,500ルーメン

自宅でホームシアターなどの場合は、部屋を暗くして使用することが想定されるので、2000~3000ルーメンあれば十分です。画面のサイズを小さくするのであれば、かなりくっきりと見えると思いますよ。

プロジェクターの携帯性

最近仕事でプロジェクターを持ち歩いているという人を見かけます。
確かに、モニターを持ち歩くよりははるかに軽く、扱いも簡単なので、壁に投影して説明する姿もさほど珍しくなくなってきました。また、ビジネス用途以外でも、キャンプで夜にテントに投影して映画を見るなどの楽しみ方をする人も増えているようです。

 では、そういった持ち運びに適したプロジェクターってどういうものがあるのか調べてみました。

 持ち運びができて、内臓バッテリーだけで映画が見られる(2時間以上もつ)、スピーカーが内臓されていて、できれば無線で映像出力ができるものがいいなと選びました。

これは実際に実物展示をみてきたのですが、50インチぐらいのサイズで、やや薄暗い環境であれば結構くっきり見えます。10人ぐらいは画面を共有できるぐらいのパワーがあると思います。持ち運びに便利だなと思う点としては、

この図のように足がついていることです。多くのモバイルプロジェクターは三脚穴がついていて、三脚を設置することで投影場所を決めますが、そういう機材を持ち運ぶ手間すらいらないというのが便利な点です。三脚穴はついているので、設置場所には困らないですね。

 内臓のバッテリーも4時間ほど再生することができ、スマートフォンなどはUSB TYPE-Cで接続が可能です。みんなで楽しんだ動画をその場でみんなで見ることができますね!リアル解像度はHD(1280×720)とFHDよりは落ちてしまいますが、モバイルプロジェクターのはHDの画質が標準になっていますね。

 重さも490gとかなり軽いです。

 スピーカーは1Wのモノラルになっているので、大迫力というわけではありませんが、数人で画面を囲んで映画を見るというのであれば十bな性能かと思います。せっかくのモバイルなので、スピーカーを持ち歩きたくはないなっていうのが正直な気持ちなので、ここはも少し頑張ってほしいなというところです。

持ち運びのサイズ感と投影する性能を比べるとこの製品が今のところ私の中ではおすすめです。

 プロジェクターをどう選ぶといいかは使用用途によりますので、どう使いたいかをイメージしてそれにぴったりのスペックを選ぶようにしていくといいですね!

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