高気圧酸素療法の効果と、適応疾患、禁忌について
高気圧酸素療法の仕組み
高気圧酸素療法の効果
(1)多量の溶解酸素による低酸素症の改善効果
<全身性低酸素症>
急性一酸化炭素中毒、各種ショック、窒息、溺水、蘇生後脳症など
<局所性低酸素症>
脳梗塞、脳塞栓、急性脳浮腫、心筋梗塞、網膜動脈閉塞症、突発性難聴、挫滅創
一酸化炭素中毒、大量出血および出血性ショック、心筋梗塞、末梢動脈閉塞疾患、熱傷、凍傷
(2)溶解酸素と圧力の物理的効果
空気塞栓、減圧症、麻痺性イレウス(腸閉塞)、脳血栓など
(3)酸素の毒性を逆用する効果
破傷風などの嫌気性菌感染症、ガス壊疽、悪性腫瘍など
高気圧酸素療法による副作用・合併症
(1)気圧障害
聴覚障害 | 外耳道と中耳腔に圧力差を生じ耳痛を生じる |
副鼻腔障害 | 慢性副鼻腔炎による洞口狭窄、急性鼻炎、感冒などによる腔内と外界に圧力差を生じ疼痛、鼻出血などを起こす |
歯痛 | 生活歯において歯冠もしくは充填物と歯の隙間が存在する場合に生じる |
肺損傷 | 減圧中の呼吸停止などにより肺胞内圧が外界圧より高くなったときに起こることがある。 |
(2)酸素中毒
めまい、悪心、呼吸困難、痙攣など
(3)減圧症(急性かつ過大な減圧によって起こる)
関節痛、筋肉痛、胸痛など
(4)炭酸ガス中毒(換気不全のとき)
高気圧酸素の効果について(動画解説)
高気圧酸素療法の保険点数
救急適応疾患 5000点(発症後1週間以内)
1.急性一酸化炭素中毒その他のガス中毒(間歇型を含む)
2.ガス壊疽
3.空気塞栓または減圧症
4.急性末梢血管障害
a 重症の熱傷または凍傷
b 広汎挫傷又は中等度以上の血管断裂を伴う末梢血管障害
5.ショック
6.急性心筋梗塞その他の急性冠不全
7.脳塞栓、重症頭部外傷もしくは開頭術後の意識障害または脳浮腫
8.重症の低酸素性脳機能障害
9.腸閉塞
10.網膜動脈閉塞症
11.突発性難聴
12.重症の急性脊髄障害
非救急適応疾患 200点
1.放射線または抗がん剤治療と併用される悪性腫瘍
2.難治性潰瘍を伴う末梢循環障害
3.皮膚移植
4.スモン
5.脳血管障害、重症頭部外傷または頭部術後の運動麻痺
6.一酸化炭素中毒後遺症
7.脊髄神経疾患
8.骨髄炎または放射線壊死
高気圧酸素療法の注意点
参加反応の促進
1.酸素分圧の上昇に伴い、燃焼しやすくなる。
低い温度で、モノが燃える。
2.燃焼温度が高くなる。
炎の温度が高く、短い時間で燃え尽きる。
→発火の危険性がます!
ライターやカイロは厳禁!!
<以下の語句については準備中>
酸素療法の禁忌
高気圧酸素療法と適応疾患
高気圧酸素療法と突発性難聴
高気圧酸素療法と脳梗塞
高気圧酸素療法とイレウス
高気圧酸素療法と患者説明資料
高気圧酸素療法 患者説明資料
高気圧酸素療法 下着
高気圧酸素療法 適応疾患 顔面神経麻痺
高気圧酸素療法 適応疾患 非救急 有名疾患
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